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<楽天Eデータ>投打ともに好調キープ/対戦一巡、8勝5敗1分けの2位

「つなぎの4番」として存在感を発揮する島内=2日、楽天生命パーク宮城

 東北楽天は14日でパ・リーグ5球団との対戦が一巡し、8勝5敗1分けの2位につける。ここまでの投打の現状と、課題を探った。
 打撃の好調さが際立つ。1試合平均のチーム得点は4.57とリーグ2位。初のリーグ優勝と日本一に輝いた2013年の4.36を上回り、球団史上最高のペースで推移する。
 「チーム全体として粘ることを意識している。安打よりも、相手に与えるダメージが大きい場合がある」。平石監督の狙いが奏功し、チームの四球数は74で1位だ。2位西武の73とは僅差だが、3位の日本ハムの56を大きく引き離す。今季は得点圏打率もリーグ2位の2割6分4厘と高く、昨季のシーズン終了時に比べ1分5厘アップ。効率のいい攻撃ができている。
 より重要な試合終盤での得点の多さも今季の特長。六〜九回の打率は、2割6分2厘で1位。ある主力は「今季のチームには最後まで何が起こるか分からない雰囲気がある」と語る。
 ダブルエースの岸、則本昂の戦線離脱で不安視された投手陣も奮闘している。
 チーム防御率は3.12でソフトバンクに次いで2位の好成績。特に、球界屈指と評価されるリリーフ陣の活躍が光る。六〜九回に喫した失点数は19とリーグで2番目に少なく、被打率2割は堂々のリーグ最高成績だ。
 とはいえ、昨季平均6.82回を投げた則本昂の離脱の穴は大きい。先発投手の平均投球回は5.17と昨季の6.00を下回る。中継ぎの負担は大きい。ハーマンは今季連投した翌日の試合で必ず失点している。則本昂、岸が復帰するまでの間、疲労を残さずにどうやりくりするか。ベンチワークの重要さは増していく。
 ほかにも課題はある。特に深刻なのは、盗塁阻止率だ。これまで15回盗塁を試みられ、刺したのは急きょ捕手を務めた銀次の1回のみ。阻止率は0割6分7厘と12球団で唯一、1割を切る。平石監督は「捕手だけの責任ではなく、(投球フォームを読まれている)投手を含むバッテリーの問題。対策を練る」と厳しい表情だ。
 機動力は、盗塁数がリーグで最も少なかった昨季と同様に影を潜めたままだ。盗塁刺9はリーグワーストで、盗塁数6は下から2番目。けん制死で流れを手放した試合もあった。
 好調な投打を維持し、課題を解決できれば、上位定着は堅い。平石監督を中心とした首脳陣の手腕に注目が集まる。(狭間優作)

<注目ポイント!>
●チームの1試合平均得点が過去最高ペースと、打撃が好調。
●投手陣が安定。特に試合終盤(六〜九回)の失点が少ない。
●課題は盗塁阻止と機動力。


2019年04月16日火曜日


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