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<平成事件回顧・東北>(7)警察庁指定118号事件(3年)3県で連続誘拐殺人

福島県猪苗代町の山中で被害者の遺体を捜索する捜査員ら=1991年6月15日

 1991(平成3)年、岩手、福島、千葉の3県で86〜91年に連続して誘拐殺人事件が起きていたことが明らかになった。
 警察庁の広域重要指定事件となり、岩手、福島両県警などの合同捜査本部は強盗殺人などの疑いで、主犯格の元岩手県警巡査岡崎茂男(死刑確定後病死)、土建業熊谷昭孝(同)、塗装工迫康裕(同)ら8人を逮捕した。
 犯行グループは実行役や共犯者を代え、86年に盛岡市の金融業者の男性=当時(41)=を、89年には郡山市の塗装会社社長の男性=同(48)=をそれぞれ誘拐し、現金を奪い殺害。91年に千葉県市原市の塗装業者の当時50代男性を誘拐、2000万円と引き換えに解放した。
 金を奪うため無抵抗の被害者を生き埋めにするなど犯行は極めて残忍で、2人を殺害するという結果の重大さから、当初から極刑判決が予想された。公判では各被告が互いに主犯性をなすり付け、弁護人は死刑制度の問題点を指摘し、極刑を回避しようとした。
 福島地裁は95年1月、主犯格3人に死刑、3人に無期懲役の判決を言い渡した。仙台高裁が一審を支持、最高裁が上告を棄却し、04年6月までに判決が確定した。


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2019年04月16日火曜日


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