宮城のニュース

<震災遺構>津波耐えた一本松保存へ 宮城・山元の旧中浜小、遺構整備に合わせて

旧中浜小の敷地に残るクロマツ

 宮城県山元町の旧中浜小で、津波に耐え1本だけ残ったクロマツが遺構整備に合わせて移植、保存される。県道相馬亘理線のかさ上げ工事の区域内にあり、当初は消えゆく運命にあった。
 クロマツは高さ約10メートル。旧校舎敷地の北西端で震災後も力強く育っている。震災前、中浜小では県道沿いに数本、海側に数十本のクロマツが植えられていた。
 震災遺構の住民説明会で住民から保存を求める声が上がったため、町教委は工事を実施する県側と移植費約120万円について協議し、県が補償することで合意したという。移植は本年度、梅雨前に根などを保護した上で水分や栄養剤の投与を続ける。移植に最適とされる来年の春先に現在地から南東約15メートルの地点に移す計画だ。


2019年04月19日金曜日


先頭に戻る