宮城のニュース

<楽天>由規、夏前に実戦登板も 孤独なリハビリ「頼れるなら頼ろう」故郷に戻り変化

ランニングで汗を流す由規=16日、森林どり泉

 右肩故障からリハビリ中の東北楽天の由規が、順調にいけば夏前に実戦登板できる可能性が出てきた。「急にジャンプすることはできない。でも、もたもたもしていられない」。焦る気持ちを抑えながら黙々と練習に励んでいる。
 16日、仙台市のウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で両翼のポール間をランニングする由規の姿があった。

<増える引き出し>
 「肩の状態はいいです」。痛みを抱えていた右肩は、ブルペンで捕手を座らせて60〜70球ほど投げられるまでに回復した。右肩を無意識にかばわないようにするため、キャンプ前に導入した傾斜の低い方から高い方に踏み込んでのネットスローは今も続けている。
 投球練習ができるようになり、両太ももや臀部(でんぶ)にやや強い張りを感じているという。「今まで使っていなかった箇所が張りとなって出てきたのだと思う。これまでも多少はあった」と深刻な状況ではなさそうだ。
 故郷仙台に戻って半年近くが経過し新たな引き出しが増えてきた。特に「末端の感覚」に意識が向けられるようになったのが大きい。「今までは大きな筋肉だけを気にしていたが、いろいろな人に聞いて、指先や足先の感覚まで気にするようになった」
 心境の変化もあった。「リハビリは孤独で、自分で何とかしないといけないという気持ちが強かったが、今は頼れるなら頼ろうという意識になった」と話す。

<仲間の存在励み>
 共にファームでリハビリに取り組む則本昂や塩見の存在も励みとなっている。「誰が一歩先に進んだとか、刺激し合っている。学ぶべき所がたくさんある。野球と関係ない雑談も面白い」と笑みを浮かべる。
 「状態が上がったり下がったりするのは想定内。むしろ良い感覚が増えている」と充実感を漂わす。復活を懸けるマウンドが着々と近づいている。
(狭間優作)


2019年04月19日金曜日


先頭に戻る