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鶴岡・萬国屋 旧経営会社の特別清算開始

 山形県鶴岡市あつみ温泉の旅館萬国屋の旧経営会社が18日までに、山形地裁鶴岡支部から特別清算の開始命令を受けた。負債総額は約31億6800万円。旅館事業は2月、上山市の旅館古窯傘下の新会社に継承するとともに、負債を受け継いだ旧会社は「ミリオン」(鶴岡市)に社名変更して解散、清算準備を進めていた。
 帝国データバンク山形支店などによると、萬国屋は江戸時代の寛文年間(1661〜73年)に開業したと伝わる老舗旅館。客室数約130、収容客数約800と県内有数の規模を誇った。
 団体ツアーの宿泊先や宴会場として、1997年12月期には約32億4700万円の収入を計上したが、団体客の集客率の低下や宴会需要の減少で、2017年12月期には約39億6000万円の長期借入金を抱えていた。
 旧会社は事業譲渡に向けて昨年11月、既存の債務を免責する新会社を設立。2月の会社分割で旅館名や従業員約150人を新会社に引き継いだ後、3月末に特別清算を申し立てた。


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2019年04月19日金曜日


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