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旅行客、土曜の夜は「まちなか」へ 会津若松市など推進協

 福島県会津若松市は、市内を訪れる観光客の夜間消費を促す取り組みを始める。6〜10月の毎週土曜日にイベントや周遊企画を実施し、宿泊客の「まちなか」への誘客を図る。官民による「会津若松市ナイトタイムエコノミー推進協議会」が18日発足し、2019年度の事業計画を承認した。
 市によると、観光客の夜間消費喚起事業は東京、大阪など大都市圏では例があるが、地方では進んでいない。市の取り組みは東北の自治体で初めてという。
 19年度は、東山温泉やJR会津若松駅前などのホテル・旅館の宿泊客を対象に実施。鶴ケ城公園で午後8時ぐらいまで日本酒やつまみの振る舞い、カフェ開設、郷土芸能の演舞、夜間登閣などを行う。
 居酒屋やスナックなどは来年3月まで毎日、地元食材を使った料理と酒を1000円で楽しめる企画「極上のはしご酒」を昨年に引き続き展開。東山芸妓(げいぎ)は6〜10月の毎週土曜日に飲食店を巡り、演舞や写真撮影に応じて客と交流する。
 商店街も夜間営業し、イベントを開催。鶴ケ城近くの福島県立博物館は夜間鑑賞会を企画する。駅、東山温泉、市中心部を周遊するバスを運行する。
 事業費は市負担金と県補助金で計945万円。協議会は20年度以降、訪日外国人旅行者向け企画や平日の展開を検討する。
 18年の市内の観光客入り込み数は306万4000人で、3年ぶりに300万人を超えた。一方、人手不足の宿泊施設では「泊食分離」の取り組みが課題として浮上している。市観光課は「夜間観光の独自コンテンツを創出し、他地域に先駆けて滞在型観光を充実させたい」と説明する。


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2019年04月19日金曜日


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