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<入試のツボ>主体的に学ぶ姿勢を

◎新公立高入試制度(3)求める生徒像

 県教委は昨年9月、2020年度にスタートする新公立高入試における各校の「求める生徒像・選抜方法一覧」を発表した。
 共通選抜での学力検査点と調査書点の比重、特色選抜の配点や内容、面接・実技・作文の有無などが掲載されている。受験を視野に入れている高校の情報は熟読しておきたい。
 「求める生徒像」は各校の教育理念や校訓、どのような生徒を求めているかが箇条書きとなっている。ここでは、各校の求める生徒像から、高校入試や社会の変化を読み解いていく。
 学力面は基礎的な学力・知識・技能を持ち、主体的に思考し判断する生徒を求めている学校が多い。大学入試改革や、学習指導要領の改訂を念頭に置いていると推察される。
 また、単なる知識ではなく、総合的な問題解決能力を養おうとする学校が多い。人工知能(AI)の普及なども勘案しているようだ。英語を重視し、国際性を身に付けた人材を育成したいということもうかがえる。部活動に積極的に参加し、リーダーシップを発揮できる生徒を求めていることも分かる。
 校内活動だけでなく、校外のスポーツ・文化・芸術活動も重視し、ボランティアなどを通して地域貢献している生徒も求めている。求める生徒像が、社会の変化とともに変容してきたと言えるだろう。
 これらのことから、各校が求める生徒像は、近い将来の社会や日本、そして国際社会が求める社会人と一致すると思われる。
 主体的に学びながら自分の理想とする職業に就き、それらを通じて社会に貢献し、グローバルに活躍する国際人になることなどが求められているようだ。
(進学プラザグループ・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2019年04月20日土曜日


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