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<仙台市消防局>消防車54台が過積載出動 はしごなど手荷物扱い

 仙台市消防局は19日、1998年度以降に購入した消防車54台が、車検証の最大積載量を超える過積載で出動していたと発表した。はしごやホースは消防隊員の手荷物と同様で、積載量に含まれないと解釈していたことが原因。1台平均570キロオーバーし、道交法違反の状態が長年続いてきた。
 市消防局によると、過積載があったのは水槽付きポンプ車43台、化学消防車8台、泡原液搬送車2台、高発泡照明車1台。最大積載量を106〜827キロ上回り、15台はメーカーが定める許容積載量も超えていた。過積載による交通事故やトラブルはなかったという。
 今年3月、千葉市で消防車の過積載が発覚したため、県警に消防車両の総重量に関する解釈を照会。市消防局は「はしごやホースは簡単に積み降ろしが可能で、積載量には影響しない」と認識していたが、「固定的な資機材は車両総重量に含まれる」と指摘された。
 市消防局は県警、東北運輸局と協議し、今後ははしごやホースを乗員や積載物を除いた「車両重量」に含めることを確認。車検証の車両重量を実態に合わせて変更する手続きを始める。
 通常の消防業務に支障が生じないよう順次進めるため、全54台の変更が完了するのは7月末ごろになる見通し。当面はポンプ車に積載する水の量を減らしたり、資機材を必要性の高い物品に絞り込むなどして、早期に違法状態を解消する。
 市消防局の結城由夫次長は記者会見で「安全安心を守る消防が信頼を損ねて申し訳ない」と陳謝した。


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2019年04月20日土曜日


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