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<羽生結弦>新モニュメント 会見で地元ファンに感謝「仙台の力」受け継いで 

フィギュアスケートモニュメントデザイン発表式で来場者に手を振る羽生選手=20日、仙台市青葉区の青年文化センター

 言葉の一つ一つに古里への思いがにじんだ。平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で2連覇した仙台市出身の羽生結弦選手(24)=ANA、宮城・東北高出=。功績をたたえる新たなモニュメントが発表された20日、市内であった記者会見に臨み、偉業を誇るとともに地元ファンへの感謝を口にした。
 会見席に向かう足取りは、ゆったりとして、落ち着いていた。「五輪で2連覇し、(2年前のモニュメントを含め)2基分の活躍ができたことが誇らしい」
 今季は右足首のけがに苦しみ、銀メダルに終わった3月の世界選手権で激闘を演じた。シーズンを終えて地元に帰り「温かい気持ちになった」と、ほっと一息ついたような笑みをたたえた。
 活躍の跡が古里に残る意味をかみしめた。2006年トリノ五輪女子金メダリストの荒川静香さん(37)=宮城・東北高−早大出=の隣に羽生選手のモニュメントが二つ並ぶ。「僕の演技を見て競技を始める子もいると思う。僕が荒川さんに助けられたように、頑張れる環境をつくれるよう貢献したい」。受け継がれる思いを、羽生選手は「仙台の縁」「仙台の力」と表現した。
 東日本大震災からの復興も気に掛ける。「一人一人の力が集まって復興が進む。自分を媒体にし、人がつながるきっかけになってくれればうれしい」。どれだけの栄光を手にしても、古里への気持ちはあせることはなかった。


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2019年04月21日日曜日


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