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<大衡村長選>萩原氏再選 村政混乱立て直し評価

再選を決め、万歳をする萩原氏(中央)=21日午後8時15分ごろ、大衡村大衡の事務所

 任期満了に伴う宮城県大衡村長選は21日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の萩原達雄氏(70)が無所属新人で元村議の小川宗寿氏(57)を破り、再選を果たした。
 午後8時10分ごろ、萩原氏当選の一報が大衡村大衡の事務所に入ると、約100人の支持者から歓声が上がった。萩原氏は「皆さんの支援は大きな自信になる。これまでの4年を超える政策を一歩一歩進めたい」と意欲を述べた。
 選挙戦で萩原氏は、2015年に前村長がセクハラ問題で辞職した問題に触れ「負のイメージを払拭(ふっしょく)した」と村政立て直しの実績を強調。企業の集積に伴う移住定住の促進や子育て支援の充実、農業の振興を中心に訴え、支持を広げた。
 12年の前々回村長選に続く挑戦となった小川氏は、村長給料の50%削減を掲げて自ら身を削る覚悟をアピール。若さと行動力を前面に、介護基金の創設やトップセールス強化による企業誘致の促進を主要公約に挙げたが、届かなかった。
 当日の有権者は4782人。投票率は70.89%。前回15年の80.94%を10.05ポイント下回った。

◎庁内の環境改善手応え

 188票差の接戦を制した前回2015年村長選と同様の激戦となったが、397票差をつけて勝ち抜いた。「住民が幸せを実感できる村づくりを進めたい」と抱負を語る。
 「明るく、飾らない人柄」。周辺の一致した人物評だ。真剣勝負の村議会でも、率直な言い回しの答弁に場が和らぐことも少なくない。
 村の信頼回復に向けてボトムアップを重視。「庁内の環境改善に力を入れてきた」と手応えを口にする。
 今年は村制施行130年。単独村制を貫き、今や県内唯一の村だ。「県外では村の響きにインパクトがあるようだ」と愛着を感じている。
 元々は農家。今も米作りに携わり、時間があれば里山で山菜採りも楽しむ。大衡村大衡の自宅に妻(67)と長男夫婦、孫娘の5人暮らし。

[はぎわら・たつお]48年7月20日、大衡村生まれ。黒川高卒。95年村議選初当選。5期目で議長だった15年3月、解散で失職。翌4月の出直し村長選に立候補し初当選。70歳。


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2019年04月22日月曜日


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