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<この人このまち>外国人目線で魅力発信

マシュー・リチャード・ボラ 1991年、米国サウスカロライナ州生まれ。フロリダ州立大卒。2015年8月から八戸市国際交流員。18年8月、八戸観光コンベンション協会職員。19年4月、同協会などの統合に伴い、発足したVISITはちのへの職員。八戸市在住。

 今月発足した八戸圏域の観光地域づくり推進法人(日本版DMO)「VISITはちのへ」で、職員のマシュー・リチャード・ボラさん(27)はインバウンド(訪日外国人客)事業を担当する。米国人から見た八戸圏域の良さを海外に伝えようと、各地を回って奮闘している。(八戸支局・中本亮)

◎VISITはちのへ職員 マシュー・リチャード・ボラさん(27)

 −来日のきっかけは。
 「父が米軍人で高校生の時に沖縄県の米軍基地内に住み、日本語と日本文化に興味を持ちました。大学生になってからも日本に留学し、漢字を学ぶために中国でも勉強。その後、国際交流員の道を選びました」

 −3年間、八戸市で国際交流員として活動した時の思い出を教えてください。
 「東日本大震災の津波で市内の大久喜神社の鳥居が流され、米国に漂着したことが縁で始まったミニボートプログラムに関わりました。ミニボートを漂流させ、海洋について学ぶこのプログラムの一環で、市の米国訪問団に同行するなど、市民と交流する機会がたくさんありました」

 −任期終了後、VISITはちのへの母体の一つ、八戸観光コンベンション協会に採用されました。
 「市中心部の屋台村で、外国語表示のメニューなどを作りました。実際に効果があるか不安でしたが、店から好評だという声を聞くと、役に立てて良かったと実感します」
 「会員制交流サイト(SNS)で発信するため、最近は各地の名所や店舗、工房などを回って掲載情報の取材もしています。いい経験にもなりますし、さまざまな発見があって面白い」

 −SNSの発信の反応はどうですか。
 「インバウンドや三沢基地の米国人からも『いいね』をもらうことも増えてきました。仕事をする上で励みにもなりますね」

 −実際に生活して八戸のいいところは、どこだと思いますか。
 「食べ物や種差海岸などの景色はもちろんいいのですが、みろく横丁や館鼻の朝市など、食べたり地元との人と話したりしながら、気軽に街を歩けるのが楽しい。祭りも独特で、今年は八戸えんぶりを毎日見て伝統的な雰囲気に触れ、これまで以上に好きになりました」

 −今後、どう情報発信をしていきますか。
 「八戸圏域が素晴らしい街だと伝えることが最初の一歩。インバウンドが増え、どの地域も客を呼びたいと考えています。八戸圏域には訪問者の少ない欧米人の好みも多く、その層を意識して伝えることを強化していきたいのです」


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2019年04月22日月曜日


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