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<吾妻山>噴火警戒レベルを引き下げ、仙台管区気象台7ヵ月ぶりレベル1へ

警戒レベルが引き下げられ、除雪作業後に再開通する見通しになった磐梯吾妻スカイライン=22日午後、福島市

 仙台管区気象台は22日、山形、福島両県にまたがる吾妻山(吾妻連峰)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。地殻変動の沈静化などを受け、火口周辺に影響を及ぼす噴火が起きる可能性は低くなったと判断した。
 吾妻山の警戒レベルが1に戻るのは2018年9月以来、約7カ月ぶり。吾妻連峰を構成する一切経山(1949メートル)の南側中腹の大穴火口から半径1.5キロに出ていた立ち入り規制は一部を除いて解除される。
 管区気象台などによると、18年5月ごろに始まった大穴火口周辺の隆起や膨張を示す地殻変動は18年12月上旬から緩やかになり、現在はほぼ沈静化。火山性微動は18年12月23日を最後に観測されず、火山性地震も今年2月以降は減少傾向にあるという。
 管区気象台は今月18日、大穴火口周辺をヘリで上空から観測し、18年10月ごろに始まった地熱域の広がりが収まっていることも確認した。
 福島地方気象台の鹿野義明防災管理官は「大穴火口周辺の熱活動は続いており、火山灰や熱水が突発的に噴出する可能性はある」と述べ、入山時は県などの指示に従うよう呼び掛けた。


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2019年04月23日火曜日


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