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東北6県でタイヤトラブル急増、10年で1.5倍、県警「定期チェックを」

宮城県警高速隊などが行ったタイヤの無料点検=8日午前、宮城県村田町の東北自動車道菅生PA

 タイヤトラブルによる日本自動車連盟(JAF)のサービス利用件数が東北6県で2018年度までの10年間で約1.5倍に増えたことがJAF東北本部のまとめで分かった。宮城県内では今月、タイヤの破裂が原因とみられる3人死傷事故が起き、県警は定期点検の徹底を促している。

 富谷市の仙台北部道路上り線で1日、対向車線にはみ出したクレーン付きトラックと軽乗用車が正面衝突。軽乗用車の男性2人が死亡し、トラックの男性も大けがを負った。トラックの右前輪は破裂しており、県警は事故の要因とみて調べている。
 パンクや空気不足などタイヤトラブルによるJAF利用件数(18年度)は表の通り。東北各県で増加傾向にある。
 JAF東北本部によると、東北6県でロードサービスを利用する理由は(1)バッテリー上がり(2)鍵の閉じ込み(3)タイヤトラブル−が多い。近年はタイヤトラブルが増え、鍵の閉じ込みを上回るという。
 関係者によると、セルフ給油のガソリンスタンド(GS)が増える前はガソリンスタンドのサービスで、タイヤの状態を点検するドライバーが多かったとみられる。
 日本自動車タイヤ協会東北支部(仙台市)は「セルフスタンドが浸透し、確認の機会が減ったことが要因の一つではないか」と分析する。若い世代ほどタイヤを安全管理する意識が低いとの指摘もある。
 宮城県警高速隊は8日、同県村田町の東北自動車道下り線菅生パーキングエリア(PA)で、同協会などと協力し、PA利用車両のタイヤ空気圧などを無料でチェックした。
 山形市の会社員森谷由加さん(38)は「タイヤ点検のサービスはうれしい。自分で点検する機会はほとんどない。セルフスタンドにも機器を置くなどしてほしい」と話した。
 高速道路で走行中の車両のタイヤがパンクすれば、重大な事故に直結する恐れがある。同隊は「自分の命を守るため、自発的な定期点検を怠らないでほしい」と呼び掛けている。


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2019年04月23日火曜日


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