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真空部品製造のミラプロ 仙台工場開設へ 放射光関連受注も目指す

郡市長に仙台工場開設の立地表明書を提出した津金社長(左)

 真空関連部品・機器製造のミラプロ(山梨県北杜市)は23日、2020年4月に仙台市泉区に仙台工場を開設すると発表した。東京エレクトロンが生産する半導体製造装置向けの部品の生産拠点とする。当初は正社員約30人を雇用する予定で、操業から3年目には80人以上に増やす計画だ。
 津金洋之社長が仙台市役所を訪れ、郡和子市長に立地表明書を提出した。
 同社によると、東京エレクトロンが15年まで「仙台テクノロジーセンター」として使用した泉区大沢の土地と建物を18年12月に取得した。土地は約2万1500平方メートル、建物は2階建てで延べ床面積約1万平方メートル。10億円弱をかけて改修工事を行い、東京エレクトロンに供給する真空部品などの生産を始める。
 ミラプロは、岐阜県飛騨市にある重力波観測装置「KAGRA(かぐら)」に真空技術を提供した実績があり、仙台市内への建設が決まった次世代放射光施設の真空部品の受注も目指す。仙台工場を拠点に、医療機器メーカーに供給する部品の製造も視野に入れる。
 津金社長は「仙台は住みやすく、拠点開設は長年の夢だった。東京エレクトロンに近く、雪も少なく、物流に支障がない」と進出を決めた理由を説明した。郡市長は「有能な若い人材の地元定着に向け、大きな意味がある」と歓迎した。


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2019年04月24日水曜日


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