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<仙台六大学野球>仙台大・宇田川 先発デビュー勝利で飾る「全チームから勝ち星を」

先発転向後初勝利を挙げた仙台大の宇田川=仙台市青葉区の東北福祉大球場

 仙台大の宇田川優希投手(3年、埼玉・八潮南高出)が20日にあった春季リーグの東北工大戦で先発として初勝利を飾った。昨秋までは最速152キロの速球を買われて抑えを任されていたが、今季先発に転向。14奪三振の快投で開幕投手にふさわしい投球を見せた。「対戦カードの初戦を任される以上、全チームから勝ち星を取る」と意欲を見せる。
 140キロ後半の直球にスライダーを織り交ぜて工大打線に的を絞らせない。五回を除き毎回三振を奪う圧巻の投球で、九回は3者連続三振で締めた。148球の力投で1失点完投と、堂々の先発デビューだった。
 開幕1週間前の練習で、右人さし指のまめをつぶすアクシデントに見舞われたが、マウンドでは全く痛がるそぶりを見せなかった。「試合になれば言い訳はできない。自分の仕事をするだけ」と強気に徹した。
 184センチ、95キロの本格派右腕。1年春に中継ぎでリーグ戦デビューを飾り、2年からは抑えで勝ち試合を締めくくってきた。大学野球で投げ切るスタミナも付いてきたことから今季は先発に抜てきされた。シーズン前の練習試合で結果を残し、開幕投手の座を射止めた。
 投球の幅を広げようと、フォークボールの習得を目指している。「投球の引き出しを増やし、負けない投手になる」。フィリピン出身の母から受け継いだ彫りの深い顔立ちが、精悍(せいかん)さを増した。(大谷佳祐)


2019年04月24日水曜日


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