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<いわて春夏秋冬>扇状地の水田を潤す/農業用水放水(奥州市)

豪快な水音を立てて放水が始まった円筒分水工

 円筒形プールは直径24メートル。あふれ出た水が水路を伝って胆沢扇状地の水田約9200ヘクタールに行き渡る。奥州市の水利施設「円筒分水工」で22日、放水が始まった。
 最大流量は毎秒16トンで日本最大級。2キロ上流の胆沢川で取水した農業用水を公平に分配しようと1957年に完成した。奥州市と岩手県金ケ崎町を流れる二大用水の「寿庵堰(せき)」と「茂井羅堰」の起点となり、6対4の割合で用水を振り分ける。
 流量は代かきが終わる5月上旬までが最大となる。その後、収穫前の9月上旬まで広大な水田を潤す。
 円筒分水工を管理する胆沢平野土地改良区理事長の及川正和さん(71)は「天候と水に恵まれ、無事に豊穣(ほうじょう)の秋を迎えることができるよう最善を尽くしたい」と力を込めた。=随時掲載=


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2019年04月24日水曜日


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