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浦霞の被災もろみ焼酎に 1700本限定販売 醸造元やJRなど企画

本格焼酎 浦霞 平成から令和へのメッセージ

 新元号「令和」の始まりを前に、JR仙台駅の酒販店などで24日、「本格焼酎 浦霞 平成から令和へのメッセージ」が発売された。日本酒「浦霞」醸造元の佐浦(塩釜市)が、東日本大震災の影響で清酒にできなかったもろみを原料に製造。約8年の熟成期間を経て、まろやかな味わいに仕上がっているという。
 1700本限定で500ミリリットル入り1620円。丸みを帯びた穏やかな香りと柔らかな甘味が特長で、改元に向けて佐浦とJR東日本東北総合サービス(仙台市)、地酒販売のむとう屋(宮城県松島町)が商品化を企画した。
 震災時、佐浦ではライフラインが止まり、仕込み蔵で発酵中のもろみを搾って清酒にすることができなかった。酒かすを原料とした「かす取り焼酎」の製造免許を持つ被災蔵元への国の特例措置により、清酒もろみを搾った酒かすで焼酎を造ることができた。
 ラベルには「軌跡」の文字をあしらった。「被災した清酒もろみを使い、再生と前進への熱い思いを込めた。困難を乗り越えた平成の軌跡とも言える味を楽しんでほしい」と佐浦の担当者。東北総合サービスは「年月をかけて熟成され、とろりとしている。平成を振り返り、令和に思いをはせて飲んでほしい」と話す。
 JR仙台駅の「地酒とワインの店ケヤキ」、「おみやげ処せんだい」3、4、6、9号の4店、「食材王国みやぎ」と、松島町のむとう屋で販売する。


2019年04月25日木曜日


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