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<ベガルタ>粘って1次リーグ突破 布陣変更、対応力を発揮 長沢同点弾チーム救う

仙台−鳥栖 後半13分、同点ゴールを決めて喜ぶ長沢(左)と平岡(小林一成撮影)

 3年連続の1次リーグ突破以上に大きな意味を持つ勝ち点1だった。仙台が先制されてから追い付くのは今季の公式戦12試合目で初めて。双方が大胆な布陣変更で臨んだ難しい試合を、長沢が特長を生かしてルヴァン杯3戦連続のゴールでチームを救った。
 0−1の後半13分。永戸の右CKを照山が頭で折り返し、平岡がオーバーヘッドキックでゴール前をえぐった。「コースを変えられればいい」と頭を突き出す。タイミングはずれたが、ボールは右肩に当たってゴールに吸い込まれた。192センチの長身が生きた。
 チームの今後を占う重要な一戦だった。今季初めて「4−4−2」の布陣でスタート。2017年から基本とした「3−4−3」から変えた。高い位置でのカウンターや両サイドバックがクロスを上げやすい陣形は長身のストライカーにうってつけ。G大阪から新加入した長沢は「見える景色は以前と同じでやり慣れている」と燃えていた。
 前半は「3−5−2」の布陣でサイドを突く鳥栖に手を焼いたが、後半に修正。長沢の同点弾もチームに勇気を与え、中盤でパスをつないで攻勢に立った。「素晴らしい対応力だった」と指揮官はたたえる。
 リーグ戦ではアウェーで2連敗と苦しむ。続く28日のホームG大阪戦はどの布陣で臨むのか。長沢は「どちらもできるチームは相手もやりづらい」とにやり。貴重な勝ち点1で新たな変革の始まりを刻んだ。(原口靖志)


2019年04月25日木曜日


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