宮城のニュース

<照明灯解約忘れ>郡市長、責任問題先送り 市議会に調査結果報告

 仙台市が道路照明灯の電力契約を解除し忘れた問題で、市は25日の市議会全員協議会で、推定9200万円の過払い、推定2300万円の未払いが判明した最終調査結果を報告した。郡和子市長は市政トップの責任問題に関し「東北電力との協議の流れを見て責任のありようを考えたい」と、またも結論を先送りした。
 調査結果によると、解約を忘れた契約数は1729件で、照明灯の設置時期は2005〜09年に集中した。未契約だった照明灯は261基で、半数近くが1993年度に設置された。
 市は調査結果に基づき、過払い額、未払い額それぞれの取り扱いに関し、東北電力と協議を始めたことを明らかにした。高橋新悦副市長は「過払いと未払いは、相殺する性質のものではない」との認識を示した。
 市は道路以外の公園や歩道橋の照明灯に関しても、電力契約の解約忘れがある可能性があるとして、全庁的な調査に乗り出した。
 議員からは市長の責任問題の先送りなどに不満が出た。市民ファースト仙台の小野寺健氏は「責任や弁償の説明があると思った。こんなスピード感で大丈夫なのか」と疑問を呈した。
 自民党の鈴木勇治氏は、解約忘れが少なくとも93年度にはあった点を指摘し、「管理台帳と現場の不一致が(1件でも)見つかった時点で、なぜ全体を調査しなかったのか」と迫った。
 一方、共産党市議団の花木則彰氏は再発防止策に触れ「市が事務改善するだけでは終われない。東北電も自らの責任を明らかにし、これまでの手続きの問題点や今後の変更点について、市民に説明するのが当たり前の姿勢だ」と批判した。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年04月26日金曜日


先頭に戻る