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<気仙沼ネコ屋敷問題>14匹保護 不法占拠の災害住宅で執行

ネコが入ったキャリーケースを運び出す市職員

 埼玉県内に住んでいた50代の女性が不法に占拠している宮城県気仙沼市唐桑町の災害公営住宅で25日、退去を求める公示書を貼った仙台地裁気仙沼支部の執行官の判断でネコ14匹が保護された。仙台市内の動物愛護団体が一時的に預かる。
 気仙沼市が申し立てた強制執行の手続きの一環。市によると、執行官がネコを保護する必要があると判断し、市が指定する場所での保管を指示した。
 市や仙台市青葉区の動物愛護団体の職員ら7人が網を使い、約1時間かけてネコを捕獲。周辺住民が見守る中、職員らはキャリーケースに入れたネコを慎重に運び出し、愛護団体の車に乗せた。
 愛護団体の代表によるとネコは雑種で7歳程度が大半。健康な状態だったという。市などによると50代の女性は餌を与えに、頻繁に住宅を訪れている。
 市は明け渡しなどを求めて2018年12月に提訴。仙台地裁気仙沼支部は19年3月下旬、市の請求通りに明け渡しと支払いを命じる判決を言い渡した。
 判決確定前に退去を強制できることも認められたため、悪臭が出る夏前に強制執行の手続きに入った。
 公示書などによる退去期限は5月20日。市建築・公営住宅課の村岡直人課長は「近隣住民から臭いを心配する声もあった。ネコも健康で安心した」と話した。


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2019年04月26日金曜日


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