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被災の宮城・亘理に海洋スポーツ体験施設 交流人口拡大へ始動

海洋スポーツの拠点を目指す亘理町B&G海洋センター艇庫の開所式

 東日本大震災で被災した宮城県亘理町荒浜鳥の海にある町の海洋スポーツ体験施設「町B&G海洋センター艇庫」が25日、グランドオープンした。鳥の海のレジャーの拠点として通年営業し、交流人口の拡大を目指す。
 水上バイクやカヌー、バナナボートが体験でき、レンタル自転車や海釣り道具もそろえた。7月までに立ちこぎボートや被災地視察の小型船を導入し、ドッグランを併設。海洋スポーツに限らず、幅広い観光客にアピールする。
 運営するのは、町から4月に業務委託を受けた同町の会社「海族DMC」。丸森町の訪日外国人旅行者(インバウンド)誘致会社「侍」の社長太見洋介さん(42)が2月、設立した。
 海族DMCは水中ドローンを活用した震災行方不明者や遺品の捜索、沖合での海洋プラスチックごみの調査にも取り組む予定だ。
 海洋センターは1982年に設立され、津波で全壊。昨年5月に復旧し、町が昨年9月まで週末に運営してきた。業務委託を機に通年営業に切り替え、10連休中は予約や問い合わせが相次いでいるという。
 開所式が25日、現地であり、亘理町の山田周伸町長は「荒浜に活力を呼び起こし、交流人口の拡大、定住者の増加につなげたい」とあいさつ。太見社長はカヌーから海中に落ち、水上バイクで救出されるパフォーマンスを披露した。
 太見社長は「震災の影響で海離れが進んでいる。家族連れ、友人たちでマリンスポーツを楽しんでほしい。沿岸部の復興を促進させたい」と話した。
 利用は水−日曜の午前10時〜午後5時。料金はカヌーが1時間大人300円(10〜18歳150円)など。連絡先はB&G海洋センター艇庫0223(33)2210。


2019年04月26日金曜日


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