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<山形大>部品コーティング新技術 ベンチャー企業を設立

新コーティング技術でベンチャー企業を立ち上げた坂本社長(左)と広瀬教授

 山形大は25日、金属酸化物の膜を室温で形成する新技術で部品をコーティングするベンチャー企業「Cool ALD」を工学部キャンパス(米沢市)内に設立したと発表した。資本金は1000万円。幅広い分野からの受注を見込み、精密部品を大量に一括処理できる新装置の販売も手掛けて6年後の上場を目指す。
 新技術は2012年、広瀬文彦教授(ナノテクノロジー・デバイス工学)がプラズマを活用して開発した薄膜作製法。電子、金属部品の腐食防止や有機ELの長寿命化に効果のある金属酸化物の膜を室温で形成、大量にコーティングする。
 300度程度の熱処理が必要だった従来の方法に比べ、作業の効率化、低コス化が図られるほか、部品の耐久性向上や高性能化にもつながるという。
 会社設立は3月12日。広瀬教授と共同研究開発を進めてきたコーティング専門メーカー、クリエイティブコーティングス(新潟県長岡市)の坂本仁志顧問が社長に就任。従業員は広瀬教授の研究室の元スタッフら5人で、広瀬教授はオブザーバーとして携わる。
 坂本社長は「まずは受託研究、開発を進め、ステップバイステップで新しいビジネスモデルを展開していきたい」と話した。


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2019年04月26日金曜日


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