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<18年度・福島産農産物>輸出量、過去最高 コメとモモが好調

 福島県は2018年度の県産農産物輸出量が218トンになり、過去最高を更新したと発表した。マレーシアやイギリス向けのコメ輸出が好調で、東京電力福島第1原発事故前の実績を初めて上回った17年度から微増した。
 輸出量の推移はグラフの通り。10年度に153トンあった輸出量は東日本大震災と原発事故を経て11年度に17トン、12年度には2トンまで激減。その後、各国の輸入規制が徐々に撤廃・緩和され、17年度は原発事故前を上回る213トンに回復した。
 伸びを支えているのがコメとモモ。コメは18年度は151トン(前年度比1.2倍)で、全体の約7割を占める。国別ではマレーシア115トン(1.1倍)イギリス29トン(1.5倍)香港3トン(8倍)だった。
 県によると、マレーシアの輸入事業者との間で、19年度はさらに多い150トンほどを輸出する方向で協議がまとまっているという。
 モモは18年度、猛暑と少雨で生産量が減り、輸出量は32トンと原発事故前の実績は超えたものの前年度の7割弱にとどまった。果物の消費量が多く、大口輸出先のタイへはナシやリンゴの輸出量が増加している。
 原発事故後の日本産食品の輸入規制は54の国と地域が実施し、現在は23の国と地域が継続中。県は「まずは規制を解除した諸外国との信頼関係を積み重ねていくことが肝心だ」(県産品振興戦略課)との立場だ。


2019年04月26日金曜日


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