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<GW>10連休、仙台の保育施設不足 キャンセル待ち68人も国の特例加算「不十分」実施1割未満

連休中の保育の一部実施を決めた朝市センター保育園。国の支援は十分でなく、対応に苦慮する=仙台市青葉区中央

 皇位継承に伴う27日からの10連休中、仙台市内で実施される休日保育に申し込みが殺到し、延べ68人がキャンセル待ちしている。国は10連休限定で、保育施設への補助金を加算する特例措置を創設し、受け入れ拡大を図るが、支援が不十分との不満があり、実施施設は1割未満にとどまる。

 市は今年2月、連休中の4月28日〜5月6日の9日間、私立保育園9カ所と市立保育所5カ所の計14施設で、休日保育を実施すると発表した。日常的な通園の有無を問わず0〜5歳児を1日97人、延べ873人受け入れることを計画した。
 市によると、その後の人数調整で枠が広がり、26日時点で延べ1066人の受け入れが決まったが、予想以上に申し込みが多く、キャンセル待ちが出ている。
 複数の施設に利用希望を出しているケースもあり、実際は68人より少ないとみられるが、申し込んだ全員を受け入れられるかどうかは微妙な状況という。
 例年の黄金週間を上回る長期連休のため、国は休日保育を通常実施しない施設が、10連休中に乳幼児を受け入れた場合、補助金を1人につき日額2260円加算する措置を創設した。
 日常的に通園する乳幼児を対象にするため、キャンセル待ち解消に結び付くとは限らないが、受け入れ枠は広がる。だが、現時点で名乗りを上げたのは、市内にある385施設のうち、5%の21施設にとどまる。
 保育施設側は、特に3歳未満の子どもを預かる場合、保育士を多く配置する必要があり、加算額を上回る保育費がかかるため、休日保育の実施をためらう。
 青葉区の朝市センター保育園は、それでも10連休中の保育の一部実施を決めたが、安達喜美子園長(59)は「子どもを安全に受け入れるには十分な金額ではない。費用面から二の足を踏む施設は多いのではないか」と指摘する。
 青葉区の飲食店勤務の母親(34)は、休日保育を諦めて子連れで出勤し、職場の仲間と交代で面倒を見る「自衛策」を考え始めた。「仕事を休めない親も多いはず。かつてない大型連休が悩ましい」と語る。


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2019年04月27日土曜日


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