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気分は伊達政宗公 400年前の仙台城へVRでタイムスリップ 青葉城資料展示館きょうツアー開始

壁面に鳳凰が描かれた上段の間(中央)と上々段の間(左)を再現したVR映像
VR映像を体験する報道関係者

 仙台藩祖伊達政宗が築いた400年前の仙台城を仮想現実(VR)で体感できるミニツアー「仙台城VRゴー」が27日、仙台市青葉区の仙台城本丸跡で始まる。豪華絢爛(ごうかけんらん)を誇った本丸御殿の大広間跡では、上段の間の壁面に描かれた勇壮な鳳凰をリアルに再現する。
 青葉城資料展示館が学芸員のガイド付きで実施する。解説を聞きながら本丸跡を歩き、大広間跡など所定の9カ所で専用スコープをのぞくと、VRで再現した仙台城や城下町の様子が見える。所要時間は約20分。
 VRは仙台城の上空、詰の門、御成門、大広間の外観、本丸東側の懸造(かけつくり)、大広間北側の能舞台、大広間の上段の間、上々段の間などが楽しめる。1回先着10人。4〜11月は1日11回、12〜3月は10回を予定する。
 VRに使用した映像は、故・佐藤巧東北大名誉教授や八戸工業高専の中村泰朗助教が監修した。上々段の間には、梅にウグイスが止まるふすま絵、ぼたんの彫刻が施された天井など、最新の研究成果を反映した。
 25日は報道機関向けに完成お披露目会があった。VRの懸造は、切り立った崖をのぞき込めるようになっており、参加者からは「怖い」と悲鳴が上がった。
 仙台城は明治維新に伴い取り壊された。展示館は、本丸跡を訪れた誰もが抱く「ここに何があったのか」という疑問に答えるべくVR映像を製作したという。
 田中於菟彦(おとひこ)館長は「市民や観光客に仙台城の在りし日の姿を見てほしい。起伏に富んだ地形をうまく生かしていることも知ってもらいたい」と話している。
 体験料は大人500円、中・高校生400円、小学生300円。申し込みは不要。連絡先は展示館022(227)7077。


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2019年04月27日土曜日


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