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<楽天Eデータ>フォーム微調整 手応え/守護神松井 好調の要因

20日、ホームでのオリックス戦で9回に登板し、無失点で試合を締めて雄たけびを上げる東北楽天の松井

 東北楽天の守護神松井が抜群の安定感を発揮している。14試合に登板し防御率0.60で、リーグトップの8セーブ。3、4月の月間MVP候補にも挙がっている。好調の要因をデータから読み解いた。
 昨年12月に投球フォームを微調整した。右足をしっかりと踏み込み、左腕を体全体で縦に振り下ろす意識を高めたことで、松井特有の伸びのある直球の球威が増した。今季は打者のバットがボールの下で空を切る場面が多く見られる。
 共同通信デジタルの調べでは、直球の空振り率が21.4%と昨季の14.1%から大幅に上昇した。両リーグを通じて今季100球以上の直球を投げた投手の中で唯一の20%台を記録している。被打率も1割4分3厘と、昨季の2割2分5厘から改善した。
 一方で、直球の投球比率は51.4%と昨季に比べて5ポイントほど落ちている。代わりに上昇したのは今季磨きを掛けたカットボールだ。投球比率は21.2%と昨季に比べて3倍になった。
 カットボールの空振り率(50球以上)は22.2%。2位千賀(ソフトバンク)の17%を引き離す。ストライク率も68.5%と高い。
 「直球よりも(横に曲がる)変化球に手応えを感じている。リリースポイントが安定したのが大きい」と松井。右足を踏み込んだ後に膝を伸ばす動作とボールを手放すタイミングが合っているという。
 気が早いかもしれないが、今季の松井は自己最高の成績を更新しても不思議ではない。ボールの質が格段によくなったことに加え、これまで隔年で好成績を挙げているからだ=表=。
 昨季5セーブしか挙げられず雪辱に燃える守護神が、今後どんな活躍を見せてくれるか注目だ。(狭間優作)

<注目ポイント!>
●昨年12月に投球フォームを微調整したことが奏功した。
●直球の球威が増し、空振り率が両リーグ最高。カットボールも進化を遂げた。
●プロ入り後、隔年で活躍している。今季はキャリアハイの可能性も!?


2019年04月27日土曜日


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