広域のニュース

東北求人倍率1.52倍 人手不足で高止まり 3月

 厚生労働省などが26日まとめた東北6県の3月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月より0.01ポイント低い1.52倍だった。求職者は少ない一方、人手不足による求人は膨らみ、依然として高止まり傾向にある。
 各県の有効求人倍率(同)は表の通り。青森、宮城、秋田、山形は低下し、岩手と福島は上昇した。宮城のみ全国平均(1.63倍)を上回った。
 青森労働局は「2カ月連続で低下はしているが高水準。1倍超えが3年以上続き、特段の悪化は見られない」と説明。宮城や岩手は、東日本大震災の復興需要収束で求人が落ち着いてきたとの見解を示した。
 正社員の有効求人倍率(原数値)は青森0.87倍、岩手0.83倍、宮城1.15倍、秋田1.02倍、山形1.04倍、福島1.09倍。全県で前年同月を上回った。福島労働局は「事業主が雇用環境の整備に積極的なことも影響しているかもしれない」と分析する。
 各県の公共職業安定所別の有効求人倍率(原数値)は相双(福島)の2.49倍が最も高く、築館(宮城)の2.15倍が続いた。最低は黒石の0.77倍。青森以外の5県は全安定所で1倍を超えた。
 新規求人数(原数値)、新規求職申込件数(同)ともに全県で減少し、求職者不足の現状が表れている。山形労働局は「地元の飲食店などから、募集をしても人が集まらないと諦めの声が聞こえている」と、求人数の減少を危惧する。
 産業別の新規求人は、青森の農・林・漁業が増加。リンゴやイチゴなどの収穫作業に関連した求人の前倒しが影響した。製造業は全県で減少し、岩手労働局は「中国経済の先行きが見通せず、正規雇用を抑制する動きもある」と見る。
 福島では、郡山での外食チェーン店の大口求人に加え、浜通りで観光ホテルが開業した影響で宿泊・サービス業が増加した。


関連ページ: 広域 経済

2019年04月27日土曜日


先頭に戻る