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「ふくしま尾瀬」知名度アップへ地元ルートPR 県が冒険風動画など配信

ふくしま尾瀬の魅力を紹介する動画「OZE.jp」の一場面

 福島など4県にまたがる尾瀬国立公園(3万7200ヘクタール)への入山で、福島県が地元ルートのPRに力を入れている。四季折々の風景を収めた動画をネット配信し、旅行雑誌に手厚い紹介を働き掛けた。地元ルートは群馬側に比べ入山者が少なく、さまざまなツールで「ふくしま尾瀬」の知名度アップを目指す。
 動画は2本あり、いずれも3月下旬に配信を開始した。「OZE.jp(オゼドットジェイピー)」は4分40秒で、山ガールが東北最高峰の燧ケ岳(ひうちがたけ)(2356メートル)を登ったり、イワナ釣りを楽しんだりする姿を映している。
 もう1本は「Episode.O−zero(エピソードオーゼロ)」(2分20秒)。ロールプレーイングゲームに着想を得て、地元の福島県檜枝岐村の歌舞伎役者が尾瀬を歩いて伝説の剣を探し求めるドラマ仕立てでまとめた。
 3月末に発売された旅行雑誌「るるぶ尾瀬」は、5年ぶりの改訂に合わせ福島側の観光情報を多く盛り込む内容に変更された。県がJTBパブリッシング(東京)に依頼して実現し、昨年9月に県が実施したモニタリングツアーの特集も設けられた。
 尾瀬国立公園への入山は群馬側から入る入山者が多く、福島側からは全体の3割にとどまる。群馬側より首都圏からのアクセスが不便なのが影響しているとみられる。
 一方、公園全体の入山者数はレジャーの多様化などの影響もあり、1996年の64万人をピークに年々減少。2018年は27万人まで落ち込んだ。福島県は動画や旅行雑誌を通して福島側の魅力をPRし、これまでなじみの薄かった女性や若者の登山人口増にもつなげたい考えだ。
 県自然保護課は「春はミズバショウ、夏はニッコウキスゲと、尾瀬は四季折々の自然を楽しめる。檜枝岐村の歌舞伎や温泉なども紹介し、多くの人に足を運んでもらうきっかけにしたい」とアピールしている。


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2019年04月28日日曜日


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