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<参院選東北>任期満了まで3ヵ月「休み返上」「改元ムード配慮」与野党、思惑にじむ10連休

【注】宮城県の立民は擁立方針

 夏の参院選は、改選を迎える現職議員の任期満了まで3カ月となった。東北の6選挙区では、現時点で与野党、無所属の計17人が立候補の準備を進める。足場固めに余念がない自民、公明の与党に対し、立憲民主や国民民主など野党は候補者の一本化を急ぐ。決戦が迫る中、各党の関係者は改元を挟んだ史上初の10連休をさまざま思惑で迎えた。
 国民、社民との統一候補として立民新人が立候補する青森。3党と無所属元議員、連合を合わせた5者は連休明けに合同選対本部を発足させる。連休中は組織内のポストの調整などに追われる。
 2016年の前回選挙は野党共闘がかみ合い、自民現職に競り勝った。近く共産とも協議し、候補者一本化を目指す。社民県連幹部は「10連休中も予定がびっしり入っている。うかうかしていられない」と気合を入れる。
 福島も同じ5者の枠組みで無所属新人の擁立を決め、共産新人の候補者との一本化を図る。共産は5月下旬に全県規模の演説会を開く計画だ。共産県委員会幹部は「どちらの候補でも重要な決起の場になる。政策協議も進めたい。参院選の年の大型連休はあってないようなものだ」と断言した。
 「休み返上」は野党ばかりではない。現職が再選を期す自民山形県連幹部は、共産を除く野党3党などが擁立した無所属新人の動きを警戒し「連休中、候補者にはイベントなどをどんどん回ってもらう。10連休も祝賀ムードも関係ない」とアクセルを踏み込む。
 国民、旧自由両党を軸とした野党候補の調整作業が難航する岩手でも、自民現職陣営は臨戦態勢を堅持。県連幹部は「改元の慶祝ムードに配慮して活動を控える雰囲気は党内にない」と言い切る。
 統一地方選が終わったばかりの秋田。「連休中に集会を開くのが適切なのかどうか判断は難しい」。無所属新人を担ぐ国民県連幹部は世間の連休ムードに気を遣い、「個人的には家族でコミュニケーションを取った方がいいのではないか」と言う。
 改選数が2から1に減る宮城で、4選を目指す自民現職の関係者は天皇陛下の退位、即位に配慮し、「今回の連休は特殊。『ご支援を』などと軽々しく言える空気ではない。後援会が小単位で集まるぐらいしかできないだろう」と話す。
 新人の擁立方針を固めた立民県連は街頭宣伝を強化。5月4日に党代表が仙台市に入り、マイクを握る。県連幹部は「候補者調整も最終局面に入っている。支持を訴えるべく、積極的に外に出る」と力を込める。


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2019年04月28日日曜日


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