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<全日本体操>亀山面目躍如 あん馬で最高得点

あん馬で最高得点を出した亀山

 着地でポーズを決めると右拳を突き上げた。あん馬のみに出場した亀山が、15.166で種目別トップ。スペシャリストが面目躍如の演技を見せた。
 「攻めの構成で臨んだ」。前日より技を増やし、降り技の難度を上げた。失敗した開脚旋回の後ろ移動も難なくまとめた。Dスコア(演技価値点)は6.900点で、「世界でも1、2番目の点数」と胸を張る。
 あん馬一本で出場を目指す2020年東京五輪の選考レースの真っ最中。選考に直結しない前日のトライアウトは「気持ちの隙を消し切れなかった」。それでもこの日と5月のNHK杯の出場権を獲得し「チャンスを得て、『ちゃんとしたい』というふうに持っていけた」。ベテランらしく気持ちを整理できていた。
 五輪予選となる種目別ワールドカップ(W杯)シリーズは半分を終え、残りは4大会。そのうち2大会の出場権は既に獲得し、残り2大会は国内主要大会の成績などによって派遣が決まる。
 この日は高得点だったが、W杯シリーズ派遣基準の点数にわずかに足りなかった。「悔しさはあるが、出来は4〜5割だった。NHK杯は6〜8割でできるよう鍛える」。悠然と構えていた。
(佐藤夏樹)


2019年04月29日月曜日


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