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<平成から令和へ>両陛下、東北6県の足跡/宮城

復元中のサン・ファン・バウティスタ号を視察される天皇、皇后両陛下=1992年10月7日、石巻市

 在位中、天皇陛下は皇后さまと共に東北を訪れ、地方に根を張る人々を見守ってこられた。県ごとの訪問は計31回。いずれの訪問先でも、思いやりに満ちた姿が地域を包み込み、温かい言葉が人々を励ました。各県の主な訪問状況を振り返る。
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◎ご苦労さま。けがはされませんでしたか(1992年、サン・ファン・バウティスタ号復元の船大工に)

 即位後初の宮城訪問となった1992(平成4)年10月、天皇陛下は皇后さまと石巻市を視察された。慶長遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号の復元工事現場を訪れ、「ご苦労さま。けがはされませんでしたか」と船大工をねぎらった。
 当時は船体の6割程度が完成している状態だった。関係者に説明を受けた両陛下は「立派な船を造ってください」と激励した。
 2015年には蔵王町北原尾を訪問。戦後、入植者が切り開いた「北のパラオ」で「大変でしたね」などと関係者に話した。戦後70年の節目に戦没者を慰霊するためのパラオ訪問に当たり、北原尾の存在を知って現地入りを希望した。
 東日本大震災では、発生1カ月後の11年4月に皇后さまと共に南三陸町などの被災地を訪れた。自衛隊のヘリコプターで県内を移動し、避難所で「お体は大丈夫」などと被災者を励ました。
 同町伊里前小の校庭からがれきや被災車両、押し流された漁船で覆われた街を視察し、皇后さまと共に黙礼した。
 被災地訪問はこの後も続き、16年3月まで計5回に及んだ。


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2019年04月30日火曜日


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