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<平成から令和へ>両陛下、東北6県の足跡/岩手

東日本大震災被災地のお見舞いで、関係者の出迎えを受けられる天皇、皇后両陛下=2011年5月6日、釜石市

 在位中、天皇陛下は皇后さまと共に東北を訪れ、地方に根を張る人々を見守ってこられた。県ごとの訪問は計31回。いずれの訪問先でも、思いやりに満ちた姿が地域を包み込み、温かい言葉が人々を励ました。各県の主な訪問状況を振り返る。
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◎残念なことでした(2011年、震災犠牲者の遺族に)

 東日本大震災後の2011(平成23)年5月、天皇陛下は皇后さまと共に釜石、宮古両市を訪れ、被災者を励まされた。「残念なことでした」。避難所となった宮古市民総合体育館では、犠牲者の家族写真を見ながら遺族をいたわった。
 岩手への移動手段は自衛隊機。ヘリコプターにも乗り、上空から津波の浸水状況を確認するなどした。
 被災地訪問はこの後を含めて計3回となった。13年7月には遠野、陸前高田両市、16年9月には山田町などの復興状況を視察。同町では、津波で3階まで浸水したホテル「三陸花ホテルはまぎく」に宿泊した。
 即位後初の岩手入りとなった1997年10月の訪問先にも、震災で大きな打撃を受けた釜石、宮古両市が含まれていた。
 宮古では特別養護老人ホームなどを視察。入所者が機能回復訓練に取り組む様子を見学して、皇后さまと「お大事になさってください」などと一人一人に声を掛けた。
 この時、大槌町で開かれた第17回全国豊かな海づくり大会にも出席した。大漁旗を掲げた漁船団のパレードを見学したり、マツカワガレイ、ヒラメの稚魚を放流したりした。


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2019年04月30日火曜日


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