山形のニュース

<平成から令和へ>両陛下、東北6県の足跡/山形

サクランボの摘み取りをされる天皇、皇后両陛下=2015年6月18日、東根市

 在位中、天皇陛下は皇后さまと共に東北を訪れ、地方に根を張る人々を見守ってこられた。県ごとの訪問は計31回。いずれの訪問先でも、思いやりに満ちた姿が地域を包み込み、温かい言葉が人々を励ました。各県の主な訪問状況を振り返る。
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本当にきれいですね(2015年、サクランボ収穫体験で)

 「本当にきれいですね」。2015(平成27)年6月、天皇陛下は東根市で皇后さまとサクランボ収穫を体験された。代表品種「佐藤錦」の木を前に笑顔を見せた。
 山形はサクランボの主要産地として知られている上、同市は佐藤錦発祥の地とされる。「甘いです」「おいしい」。試食の感想に満足感をにじませた。この後、河北町の紅花資料館も訪問。紅染めの実演を見学し、メンバーの説明に耳を傾けた。
 即位後初の山形入りは1992年10月、第47回国体出席が主な目的だった。移動には同年7月に開業したばかりの山形新幹線が使われた。
 皇后さまと一緒に県庁で知事から県勢報告を受けた際には、新幹線について「便利になりましたね」。昼食時には発売直後となる地元産米「はえぬき」を楽しんだ。
 天童市の木工業者も訪れ、青森県下北地域のブナを使った家具の加工作業なども見学した。
 臨席した国体開会式では、過激派の男から発煙筒を投げ付けられる事件も発生。当時の県警本部長が間もなく交代するなど波紋が広がった。


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2019年04月30日火曜日


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