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<平成から令和へ>両陛下、東北6県の足跡/福島

災害公営住宅を視察し、集まった住民に声を掛けられる天皇、皇后両陛下=2015年7月16日、福島市

 在位中、天皇陛下は皇后さまと共に東北を訪れ、地方に根を張る人々を見守ってこられた。県ごとの訪問は計31回。いずれの訪問先でも、思いやりに満ちた姿が地域を包み込み、温かい言葉が人々を励ました。各県の主な訪問状況を振り返る。
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◎場所を変わられて大変だったでしょう(2015年、避難者との懇談で)

 「ずいぶん場所を変わられて大変だったでしょう」。2015(平成27)年7月、天皇陛下は皇后さまと共に福島市の災害公営住宅を訪問された。東京電力福島第1原発事故で避難を強いられている住民と懇談し、いたわった。
 これに先立ち、桑折町のモモ農家も視察し、雨の中、傘を差して栽培の様子を見学した。「大変でしたね」と、農家から原発事故当時の除染作業の様子などを聞き取った。
 原発事故後、11年5月を皮切りに福島の被災地訪問は6回を数えた。東日本大震災で深刻な津波被害を受けた沿岸部にとどまらず内陸部にも足を運び、被災者、避難住民と触れ合った。
 即位後、初の福島入りは1995年10月。第50回国体出席が主な目的だった。福島市の福祉施設などを訪れ、入所者のクラブ活動などを見守った。
 在位中最後の東北入りとなった2018年6月にも復興途上にある沿岸部のいわき、相馬、南相馬各市を訪問。避難者と面会して「ご苦労も多かったと思いますが、それを乗り越え、良い生活を築いていかれることを願っています」と話し掛けるなどした。


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2019年04月30日火曜日


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