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<令和幕開け>「ご自身の言葉で国民と対話を」 同級生の仙台・愚鈍院住職中村さん

新天皇陛下が寄稿した登山愛好者向け雑誌を手にする中村さん

 仙台市若林区の寺院「愚鈍院」で住職を務める中村瑞貴さん(59)は新天皇陛下と学習院大文学部で同級生だった。「一緒に学んだ方の即位は感慨深い。重圧を感じ過ぎず、まずは健やかにお過ごしいただきたい」と気遣った。
 中村さんによると、新陛下は学生時代、学内のラウンジなどで同学年の学生らと打ち解けて会話することもあった。天気の良い日に講義がなくなると、新陛下が「どこかに出掛けたいですね」と話したこともあったという。
 新陛下の言葉や態度には常に周囲への配慮がにじみ、誰に対しても口調を変えず分け隔てなく優しく接していた。「当時から『ゆくゆくは』とこの時を見据えておられたのだろう。慌てることなく、普段通り穏やかなお気持ちでいらっしゃると思う」と話す。
 前天皇陛下は各地を訪問され、時に膝をついて目線を合わせて人々に声を掛けた。中村さんは「ずっと追い求めてきた平成の天皇像を体現されてきたのだろう」と推し量る。
 新時代に向けて「これからは人と人が直接、言葉を交わすことが重視される。新陛下はご自身の言葉で国民に語り掛け、生身の人間同士が向き合って話すことの大切さを示していただきたい」と期待を寄せた。


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2019年05月01日水曜日


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