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<新天皇陛下>東北と縁深く 岩手・学友と本格登山に挑戦

新天皇、皇后両陛下が休憩されたという「天皇の間」と宇部さん=八幡平市の「八幡平ハイツ」

 新天皇陛下は公式行事にとどまらず、新皇后雅子さまと共に静養などでも東北を訪問されている。各地に残るエピソードが、気さくな人柄を物語っている。
 岩手県八幡平市には2006年まで学習院八幡平松尾校舎があり、新陛下も校外学習などで何度も訪問されている。皇太子時代には新皇后さまと八幡平周辺を散策した。
 学習院大1年だった1978年7月には、学友2人と岩手山(2038メートル)に登っている。初の本格登山だったが「ぜひ岩手山頂を極めたい」と周囲に話し、山の見どころを網羅する約12時間のコースも自ら計画した。
 当時、岩手県山岳協会理事長として同行した盛岡市の出堀宏明さん(82)は「秘めた意欲がみなぎる若武者のように見えた」と振り返る。
 高山植物に興味を示し、時折立ち止まっては盛んに質問していた。実は遅れ気味の侍従たちが追い付くのをそれとなく待っていたのだと気付いた出堀さん。「周囲に気配りする姿が今も印象に残っている」と懐かしんだ。
 結婚間もない94年8月には新両陛下で八幡平を散策している。昼食に訪れた八幡平市の宿泊施設「八幡平ハイツ」でフロント係だった宇部芳喜さん(53)は「仲むつまじいご様子だった。開かれつつある皇室を感じた」と話した。


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2019年05月01日水曜日


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