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<柳津虚空蔵尊>万葉歌人・家持の歌碑建立 「令和」詠んだ大伴旅人の子、多賀城赴任でゆかり

歌碑の前で祈とうする杉田副住職

 「令和」の出典となった梅花の歌「初春令月 気淑風和」の作者大伴旅人の子で、万葉集の編者の一人でもある大伴家持の歌碑が1日、宮城県登米市の柳津虚空蔵尊(こくぞうそん)に建立された。
 家持が京都から多賀城に赴任し、この寺を訪れた際に詠んだとされる<鵲(かささぎ)の渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける>(新古今和歌集)が、縦80センチ、横140センチの御影石に刻まれた。
 除幕式で杉田観雄副住職(50)が「新元号の令和が家持とその父にゆかりがあることをうれしく思う。家持が詠んだ恋の歌を心に刻んで、笑顔の花を咲かせましょう」とあいさつした。
 虚空蔵尊によると、家持がこの地で出会った美しい女性との恋心を、境内の「鵲橋」で歌にのせて詠んだとされ、歌碑はこの橋のたもとに設置された。
 歌碑を訪れた石巻市のパート職員末永澄子さん(68)は「御利益がいっぱいありそう。新しい時代に私の身の回りに幸せが来てほしい」と話した。


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2019年05月02日木曜日


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