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<五郎八姫>高僧との交流描く紙芝居を仙台のグループ制作 シリーズ完結、松島で6日披露

紙芝居「雲居国師と五郎八姫」を制作した笠松さん(右)ら五郎八倶楽部のメンバー

 仙台市青葉区栗生地区などの住民グループが、仙台藩祖伊達政宗と正室愛姫(めごひめ)の娘の五郎八姫(いろはひめ)(1594〜1661年)と、姫が帰依した高僧雲居(うんご)国師(1582〜1659年)の交流を描いた紙芝居を制作した。6日、五郎八姫の菩提(ぼだい)寺の天麟(てんりん)院(松島町)であるイベントで披露する。

 住民グループは「五郎八倶楽部(くらぶ)」。栗生地区の近くに五郎八姫の別荘「西館(にしだて)」があった縁で2010年に結成し、伊達家の歴史を勉強し、ゆかりの地を訪問するなどしている。
 紙芝居「雲居国師と五郎八姫」は千葉仁(まさし)会長(82)が史実をベースに脚本。瑞巌寺(松島町)の住職だった雲居国師が政宗の13回忌を終えて京都に戻る際、愛姫の願いで仙台にとどまった場面から物語を始めた。
 雲居国師は五郎八姫の守護役となり、青葉区茂庭に大梅寺を開山し、姫を生涯見守った。伊達家の人々に仏の道を説き、栗生の住民に慕われたエピソードも盛り込んだほか、終盤は姫が雲居国師の教えに従い、仏門に入るシーンを描いた。
 作画を担当したのは、童話絵本を手掛けた経験がある笠松富美子さん(71)。五郎八姫らの生き生きとした表情は「木像や歴史書を見て、想像を膨らませながら丁寧に描いた」という。
 住民グループが制作する紙芝居は4作目。五郎八姫の嫡男とされる天麟院2代目住職の黄河幽清(こうがゆうせい)和尚を描いた前作に続き、五郎八姫シリーズの完結編となる。
 石川文央副会長(77)は「聡明で芯の通った五郎八姫を多くの人に知ってもらう機会にしたい」と話す。
 紙芝居は午前10時半から3作目、午後1時半から今回の4作目を上演する。入場無料。連絡先は笠松さん022(392)1688。


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2019年05月02日木曜日


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