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<新天皇即位>象徴の責務果たす 陛下お言葉「国民思い寄り添う」

「即位後朝見の儀」でお言葉を述べられる天皇陛下と皇后さま=1日午前11時14分、宮殿・松の間(代表撮影)

 天皇陛下は即位した1日午前、皇居・宮殿「松の間」で皇位継承の重要儀式「即位後朝見(ちょうけん)の儀」に臨み「憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たす」と天皇として最初のお言葉を述べられた。安倍晋三首相ら三権の長や閣僚らを前に「自己の研鑽(けんさん)に励むとともに、常に国民を思い、国民に寄り添う」と決意も語った。
 「令和」に改元されたこの日、陛下は天皇として本格的な活動を始めた。午後には宮殿などで祝賀行事も催された。
 陛下は朝見の儀で退位した上皇さまにも言及した。平成の30年余りの歩みを「いかなる時も国民と苦楽を共にされた」と振り返り「象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます」と述べた。その後、安倍首相が国民代表としてあいさつした。
 皇后さまは陛下の隣に立ち、皇位継承順1位の皇嗣(こうし)秋篠宮さまをはじめとした成年皇族も出席。三権の長らに加え、地方自治体の代表として埼玉県の上田清司知事や福島県議会の吉田栄光議長、相馬市の立谷秀清市長、宮城県利府町議会の桜井正人議長ら約290人が参列した。
 これに先立ち、即位後初めての儀式となる松の間での「剣璽(けんじ)等承継の儀」にも臨んだ。皇位のしるしとされる「三種の神器」のうち剣と璽(じ)(勾玉(まがたま))を、国の印の「国璽(こくじ)」と天皇の印の「御璽(ぎょじ)」とともに継承。安倍首相や閣僚らが参列し、前例に倣って女性皇族は同席せず、皇族の出席は皇位継承資格を有する成年の男性皇族に限られた。憲政史上初めて、片山さつき地方創生担当相が女性で参列した。
 現行憲法や皇室典範には即位に伴う儀式の詳細な規定がなく、政府はいずれの儀式も平成への代替わりの例を踏襲。陛下は両儀式に先立ち、この日の儀式を国事行為として行うとする閣議決定文書に押印し、裁可した。
 両儀式が終わり、天皇、皇后両陛下は午後、宮殿などで秋篠宮ご夫妻ら皇族や宮内庁職員らから祝賀を受けた。両陛下の長女愛子さまと秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さまもお祝いを伝えた。祝賀行事に先立ち、両陛下は上皇さまと上皇后美智子さまにあいさつするため、住まいの皇居・吹上仙洞(せんとう)御所を訪ねた。


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2019年05月02日木曜日


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