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<入試のツボ>実技教科は評定2倍

◎新公立高入試制度(4)調査書

 2020年度から県内公立高入試の前期選抜と後期選抜が一本化されるが、今回は調査書の重要性について述べたい。
 県教委が昨年9月に発表した「求める生徒像・選抜方法一覧」に、高校ごとの学力検査と調査書の割合が掲載されている。
 共通選抜の学力検査と調査書の比重は、高校が独自に設定することができるが、調査書の重要性は今後も増えることはあっても、減じることはないと思われる。
 主要5教科は5段階の評定値通りで、実技4教科は評定値が5なら10、4なら8と2倍になる。1年時に「オール5」なら主要5教科25点、実技4教科40点の65点満点になる。
 3年間の合計は195点が満点。学年による点数の傾斜はないため、中1から高校入試は始まっていると言っていい。
 評定を確保するためには、定期試験で高得点を取ることが大切だ。一方で授業態度、宿題や提出物の状況も勘案されることを忘れてはならない。
 特に実技は2倍に換算されるため、より注意が必要だ。体育や音楽など実技の得手不得手はある程度やむを得ないが、真剣に向き合っているか、仲間と共同して取り組むことができているかなども評価の対象になる。
 学習状況だけではなく、「行動」「特別活動」「スポーツ・文化活動等」「欠席の状況」も記載される。これらの記録も高校入試の合否判定に使われる。つまり調査書とは、中学生活全般の活動の評価と言える。
 調査書は、学校生活を拘束するものではない。学力や体力を含め、総合的な人間力を高めるためのものと前向きに捉えてほしい。(進学プラザグループ・鈴木伸講師)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2019年05月04日土曜日


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