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<憲法記念日>憲法、新時代に思う 各地で集会

仙台市中心部を行進して憲法改正反対を訴える参加者
憲法改正を訴えるチラシを配る会員(右)

◎護憲派/理念生かした社会を

 憲法記念日の3日、県護憲平和センターなど4団体は「5.3憲法を活(い)かす県民集会」を仙台市青葉区の仙台国際センターで開いた。約1000人が参加し、9条への自衛隊明記や大規模災害時に個人の権利を制限できる緊急事態条項の新設に反対の声を上げた。

 共同通信社の石井暁編集委員(57)が講演し「安倍晋三首相は、反対しにくい緊急事態条項や教育の充実と一緒にして9条の自衛隊明記を目指している」と解説した。
 「子どもの頃、片足、片手のない元軍人が駅の周りでアコーディオンを弾き、小銭をもらっていた光景を思い出す。二度と戦争する国にしてはならない」と述べた。
 「憲法の理念を生かした社会をつくり上げる」とのアピール文を採択。集会後、参加者は市中心部を行進して「平和憲法を守ろう」などと訴えた。

◎改憲派/「不正常」放置に反対

 市民団体「宮城ビジョンの会」は3日、仙台市青葉区一番町で、自衛隊の存在を明記するなど憲法改正の機運を盛り上げるための街頭活動をした。
 会員ら15人が「自衛隊が憲法に明記されていない不正常な状態を放置していいのか」などと書かれたチラシ約700枚を通行人らに配り、賛同を求めた。
 衆参両院の憲法審査会が1年以上、実質審議に入っていないとして早期の審議再開と、各党が憲法についての立場を明確にするよう求める署名も行った。
 宮城ビジョンの会代表世話人の菅田彰人さん(61)は「東アジアを巡る情勢が緊迫する中、憲法に自衛隊の存在を明記することが抑止力を高める。全面的な憲法改正は難しいかもしれないが、確実な一歩を進めたい」と話した。


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2019年05月04日土曜日


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