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<東日本高速道路>SA、PAを災害対応拠点に 東北9ヵ所に井戸や発電機整備へ

岩手山SAに設置されている非常用の井戸(東日本高速道路提供)

 東日本高速道路は、大規模災害時に被災地へ向かう救援部隊の拠点としてサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)を活用できるよう設備の整備を進めている。東日本大震災の教訓を踏まえ、断水や停電時にも最低限の機能を維持できる環境を目指す。
 SA、PAに整備するのは、非常用井戸、発電機、交通規制用資材の倉庫で、一部は非常食の備蓄も検討する。東北では、東北自動車道岩手山SA(八幡平市)で2014年10月に井戸と発電機、倉庫を整えた。
 震災発生後、高速道路は一般車両を通行止めにし、緊急交通路として自衛隊や警察、消防の車両が使った。SAとPAは部隊の集結場所、前線基地となった。
 SA、PAは「そうした利用を想定していなかった」(東北支社管理事業統括課)ため、停電で電灯は消え、トイレを流せない施設も多かったという。
 震災の経験を経て、同社は災害時のSA、PAの機能維持が重要と判断。施設規模や利用状況、立地環境などを考慮し、東北では20年度までに9カ所の上下線に設置を計画する。
 東日本高速道路は将来的に、東北のほか北海道や関東、甲信越などの約45カ所の整備を目指す。東北支社管理事業統括課の佐々木裕二課長代理は「どんな災害にも対応できるよう進めたい」と話す。
 東北の整備予定箇所は次の通り。

 【東北道】津軽(平川市)▽紫波(岩手県紫波町)▽長者原(大崎市)▽国見(福島県国見町)▽安達太良(本宮市)=以上SA▽鶴巣(宮城県大和町)▽菅生(同県村田町)=以上PA【秋田道】西仙北SA(大仙市)【山形道】寒河江SA(寒河江市)


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2019年05月05日日曜日


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