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仙台中心街で安心保育 企業主導型保育所、13日開園 桜井薬局が運営

明るい雰囲気の保育園内で、石井園長(左)から説明を受ける保護者

 仙台市中心部で仕事と育児を両立しやすい環境づくりをサポートしようと、青葉区のクリスロード商店街にある桜井薬局ビル3階に13日、同薬局が運営する企業主導型保育所「クリスロードさくらい保育園」が開園する。入園予定の子どもを対象にした慣らし保育が7日始まった。

 同薬局や提携企業の社員のほか、地域住民の子どもを受け入れる。創業170年の老舗薬局としての本業を生かし、薬剤師や歯科医による小児向け医療講座を開くのも特徴だ。
 保育スペースは約138平方メートル。定員は生後3カ月から2歳児の19人で、日曜祝日を除く午前7時半から午後6時半まで対応する。スタッフは保育士5人、看護師3人、栄養士1人を含む15人。
 園長の石井美智さん(38)は自身も市中心部で働きながら3人の子どもを育てた。「街中は就業人口が多いのに保育園が少なくて苦労した」と振り返り、その経験から働く保護者の負担を少しでも減らしたいと保育園を構想した。
 併設する地域交流室は子連れの買い物客らに開放し、男性もおむつ替えや休憩に立ち寄れる場所にする。石井園長の夫で、同薬局専務の健太郎さん(38)は「仙台では男子トイレにおむつ替えベッドも少なく、男性の育児に優しくない」と指摘する。
 周辺の医療機関を受診する際は、領収書などを見せれば一時預かりが無料になるサービスも実施。登降園の時間管理や出欠連絡、連絡ノート記入などには情報通信技術(ICT)を活用し、スタッフが保育に集中できるよう業務の効率化を図った。
 クリスロード商店街振興組合に勤める村上寛子さん(33)は、8月に出産予定の第1子の入園を決めた。「職場は2軒隣。ここならすぐに仕事に戻れるし、何かあっても迎えに来られるから安心」と笑顔を見せた。
 仙台市で保育施設に入所を希望する待機児童は昨年10月1日時点で584人。市中心部で安心して子どもを預けられる場を目指し、石井さん夫妻は「ゆくゆくは子連れ出勤を仙台のスタンダードにしたい」と語る。
 7日現在で定員に空きがある。連絡先は同保育園022(721)2181。


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2019年05月08日水曜日


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