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<楽天Eデータ>接戦多く救援陣負担増/直近10試合で2勝8敗と苦戦

4月28日のロッテ戦の4回、2点打を浴びて肩を落とす石橋=楽天生命パーク宮城

 東北楽天は6日までの直近10試合で2勝8敗と苦戦している。4月は最大七つの貯金をつくり一時は単独首位としたが、現在は勝率5割の2位タイ。打線は好調を維持しているものの、則本昂、岸のダブルエースを欠く中で奮闘してきた救援陣が調子を落としている。
 パ・リーグの救援陣の登板数は表の通り。東北楽天は最多の123で、先発投手を含め細かい継投戦略を採る日本ハムより多い。救援陣の1試合平均投球回4.13、平均投球数70.81もトップだ。
 東北楽天の救援陣の登板過多の背景には、総力戦を強いられる2点差以内の接戦が多いこともある。5月のチーム防御率4.18は、4月に比べて0.14ポイント悪化。勝ちパターンの松井、宋家豪、森原、高梨がそろって、防御率を悪化させたことが影響している=表=。
 則本昂と岸の不在の影響は大きい。昨季の平均投球回は岸がチームトップの6.91、則本昂は2位の6.82。2人は救援陣の負担を減らしていた。今季のチームの先発平均投球回5.05はリーグ最少で、昨季よりも1回ほど短い。森山投手コーチは「こういう状況なので救援陣には負担になるのは仕方ない。選手の状態を見極めながら乗り切る」と話す。
 新たな手は打った。今月5日の西武戦は中継ぎの石橋をプロ初先発させ、2番手で本来先発の安楽を起用。2人で1試合を投げ抜き救援陣を休ませた。6日はロングリリーフ要員として戸村を1軍に上げた。平石監督は「今後も状態を見て、長いイニングを任せられる投手を上げることになる」と語る。
 苦境続きの投手陣だが明るい話題はある。救援陣の最年長、35歳青山は5月の3試合は無失点と安定。ハーマンも2試合を無失点と復調の兆しを見せる。2軍で調整中の新外国人ブセニッツも状態が上がり1軍昇格をうかがう。
 打線は1試合平均5得点と好調を維持する。投手陣が踏ん張れば、再び上昇気流に乗るはずだ。(狭間優作)


2019年05月08日水曜日


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