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「高効率空調×太陽光発電」 山形に省エネ高齢者住宅 県内初「ZEB」建築物

松下部長(右)から空調の集中コントローラーの説明を受ける米田社長

 宮城、山形両県で介護事業を展開する「よねき」(山形市)は、電気など1次エネルギーの年間消費量の収支をゼロにする建築物「ZEB(ゼブ)」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の考え方に基づく高齢者向け施設を山形市内にオープンした。山形県でZEBの基準を満たした建築物は初めて。
 新施設はサービス付き高齢者向け住宅「YONEKIプレミアム」。木造2階、延べ床面積約2100平方メートルで、看護小規模多機能型居宅介護事業所と保育所としての機能も持つ。
 三菱電機が参画し、廊下などの共用部分の空調を一括管理する集中コントローラーのほか、人感センサーやタイマー機能を搭載した発光ダイオード(LED)照明などを導入した。
 国は、再生可能エネルギーの活用などで年間消費量を100%以上削減した建築物をZEB、省エネルギー対策で50%以上削減した建築物をZEBReady(ゼブレディ)などと定義する。
 新施設は空調などの高効率設備や内外装の高断熱化、太陽光発電設備によるエネルギーの創出を組み合わせた。事前の設計値では、快適な室内環境を保ちつつ年間消費量に対して56%の削減を想定している。
 よねきの米田謙社長は「温度管理が容易になるなど安全性が高まる。光熱費の圧縮で削減できたコストをサービスの向上や職員の待遇改善に使いたい」と説明。三菱電機ビルシステム新事業企画部の松下雅仁部長は「東北は寒冷地が多くZEBの導入事例が少ない。ノウハウを蓄積し、普及に貢献したい」と語った。


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2019年05月08日水曜日


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