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日本との交流拡大目指す韓国・ソウル 「東北からの旅行者に期待」

ソウル中心部・明洞の通りには連日屋台が並び、観光客を待ち構える。おでんや焼き鳥だけでなく、揚げバナナといった変わり種も
ソウル市庁舎に近い「K―Style Hub」では、VRで済州(チェジュ)島などの観光地で遊んだり、平昌冬季五輪のジャンプ競技を体験したり

 「一衣帯水」の日本と韓国は、歴史的にも地理的にも最も親しいはずの間柄。韓国人元徴用工訴訟や自衛隊機へのレーダー照射問題などで関係は冷え込んでいるが、お互いに重要なパートナーであることに変わりはない。駐仙台韓国総領事館が企画した訪韓事業に参加して、日本との交流拡大を目指す現地の様子を視察した。
(写真部・佐藤将史)

 首都ソウルにある韓国観光公社ソウルセンターの「K−Style Hub」は、主に外国人向けの観光案内施設。仮想現実(VR)で国内の有名観光地を紹介するほか、韓国料理を作ったり食べたりするコーナーも備えている。
 公社によると、今年3月に韓国を訪れた日本人は約37万5000人に上り、1カ月間の数としては過去最高だったという。
 韓流ドラマなどの影響で以前から女性のリピーターは多いが、日本担当のソン・ウンギョン次長は「男性や高齢者のリピーターをもっと増やしたい。もちろん東北からの旅行者にも期待しています」と話す。
 韓国経済は最近、伸び悩みの状態にあり、どう立て直していくかが課題。対外経済政策研究院の鄭成春(チョンソンチュン)先任研究委員は「政府は今、国民の所得や雇用を増やす政策に力を入れている。経済革新のためには、特にベンチャー企業の育成がポイント」と説明する。
 今後、韓国でロボットや製薬、バイオ関連の市場が広がる可能性を指摘し、日韓の経済協力の重要性を訴えた。
 国内経済は不振でも、ソウル市内は海外からの旅行者が目立つ。主な観光地はどこも外国人であふれ、中心部にある繁華街・明洞(ミョンドン)の屋台は深夜になってもにぎわっていた。


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2019年05月08日水曜日


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