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<バドミントン>スディルマン杯 王者タカマツ静かに燃える

スディルマン杯に向けて練習する高橋礼(奥)と松友

 女子ダブルスの熾烈(しれつ)な東京五輪代表選考レースが本格的に始まった。高橋礼が「スイッチが入った」と気合十分なら、松友は「レースのために戦っているわけではない」と冷静沈着。リオデジャネイロ五輪金メダルペアは、いつも通りの対照的なスタンスで長丁場の戦いに臨む。
 東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターであった日本代表練習で、永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)や福島由紀(青森山田高出)広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)と打ち合った。スディルマン杯のチームメートは、五輪選考争いのライバル。プレーには自然と力がこもるも、表情に力みがないのは王者らしい。
 選考レース直前の3〜4月は不調だった。3月の全英オープンから4大会連続で、初戦か2回戦で敗退。強豪の中国や韓国のペアとの対戦が続き、高橋礼は「なんで勝てないのだろうと、心が折れかけた」。世界ランクは2位から4位に落ち、1位の永原、松本組、2位の福島、広田組の後じんを拝す。
 4月のシンガポール・オープンの後、「言いたいことを言い合い、すっきりした」(高橋礼)。五輪レース初戦となった今月のニュージーランド・オープンで準優勝。徐々に息の合ったコンビネーションが戻りつつあるだけに、スディルマン杯で手応えを確かな物にしたい。
 五輪代表枠は最大2。選考レースは約1年に渡る。松友は「1年後、一番強い状態でいられるよう頑張る」と静かに闘志を燃やしていた。(佐藤夏樹)


2019年05月09日木曜日


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