福島のニュース

<福島第1原発事故>福島県内の森林の放射線量75%減

 福島県内の森林の空間放射線量は、東京電力福島第1原発事故後の2011年8月から今年3月までに約75%低減したことが、県が毎年実施する環境モニタリングで分かった。県は「間伐など森林を整備することが空間線量の低下につながる」と説明する。
 18年度のモニタリングは県内の森林1300カ所で実施した。うち初回の11年度から継続調査する362カ所で測定した空間放射線量の平均値は毎時0.23マイクロシーベルト。初回の0.91マイクロシーベルトから約75%低下した。
 1300カ所の測定値を地域別に見ると、相双地区が3.53〜0.09マイクロシーベルトと比較的高かったのに対し、南会津地区は0.09〜0.03マイクロシーベルトと比較的低かった。
 県森林計画課は「測定結果は(放射性物質が時間とともに安定化し放射能を失う)物理学的減衰率とほぼ合致している」とみて、今後も空間放射線量は下がると説明する。
 県は継続調査地点の空間放射線量に関し、原発事故から10年となる20年3月に0.21マイクロシーベルト(11年8月比77%減)、25年3月に0.17マイクロシーベルト(81%減)、30年3月に0.14マイクロシーベルト(85%減)になると予測する。


2019年05月09日木曜日


先頭に戻る