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ウニたっぷり貝焼きの季節 いわきで加工作業始まる

蒸し焼きにされ、いい色に仕上がったウニの貝焼き=いわき市小名浜

 福島県いわき市で8日、名物の「ウニの貝焼き」作りが今年も始まった。東京電力福島第1原発事故の影響で市沿岸のウニ漁は試験操業が続き、加工は市漁協の施設で共同で行う。今年は3000個の出荷が目標で、8月上旬まで続く。
 加工されたのは、漁解禁を受けて小名浜地区で7日に初水揚げされたキタムラサキウニ約37キロ。漁師の妻ら女性5人が丁寧に身を取り出し、3、4個分をホッキガイの貝殻に山盛りに載せて蒸し焼きにした。
 初日にできたのは74個。放射性物質検査を経て魚市場で入札が行われ、最高で1個5050円のご祝儀価格で取引された。
 原発事故前は漁業者が水揚げしたウニを個人で加工、出荷していた。2015年、ウニ漁は試験操業で再開され、貝焼きの出荷量は18年に1980個まで回復した。ただ事故前の2%程度。市場では3000円前後と高値で取引された。
 市漁協の担当者は「今年のウニは身の入りがいい。味が濃い地元産の貝焼きを楽しんでほしい」と話した。


2019年05月09日木曜日


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