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被災の未活用地を梅園に 東松島市がプロジェクト 観光振興や産業創出図る

梅園の候補地の一つに挙がっている鳴瀬二中の跡地

 宮城県東松島市は9日、東日本大震災の津波で被災した野蒜地区の未活用地を梅園として再生させるプロジェクトに着手した。新元号「令和」にちなんだ梅を活用し、観光振興とともに梅の実の販売などによる産業創出を図る。
 「令和の果樹の花里づくり構想」として、加藤慶太副市長を筆頭としたプロジェクトチームを同日設置。野蒜地区を中心とした被災跡地約42ヘクタールから実施地域を選ぶ。鳴瀬二中跡地などが候補に挙がっており、11月の試験栽培開始を目指す。
 梅園には数種類の梅の木を植樹し、梅の実の収穫体験ができる観光農園の開設も見据える。農園管理などに障害者を雇用したり、三陸沿岸道矢本パーキングエリアの隣接地に整備を目指す道の駅で梅の実を販売したりする構想もある。
 津波で被災した土地の活用は市の課題になっている。令和の出典が万葉集の「梅花の歌」だったことからプロジェクトが生まれた。将来は柿や栗の植樹も検討していく。
 渥美巌市長は9日の定例記者会見で「被災し、草が茂る土地を何とかできないかと思っていた。何百本の梅林を造る壮大な計画。将来に残る素晴らしい財産をつくりたい」と話した。


2019年05月10日金曜日


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